大学の研究力強化とAI技術の発展・利活用促進に向けた相互協力 -東北大学の研究教育強化と東北大学学生発のAI技術精度向上(知の好循環)-

報道関係 各位

2022年1月25日
Langsmith株式会社
国立大学法人東北大学

国立大学法人東北大学・Langsmith株式会社

大学の研究力強化とAI技術の発展・利活用促進に向けた相互協力
-東北大学の研究教育強化と東北大学学生発のAI技術精度向上(知の好循環)-

 

 

■概要

国立大学法人東北大学(以下「東北大学」)と Langsmith株式会社*1(以下「Langsmith」)は、東北大学が推進する研究力強化とLangsmithが推進するAI技術の発展と利活用の促進に向けて、以下の点において相互に協力します。

  • Langsmithが開発・運営する英語論文執筆支援システム「Langsmith Editor*2」を2022年1月25日より東北大学の研究者・学生に対して無償提供し、東北大学での論文執筆や実践的な英語トレーニングを支援します。
  • 東北大学の研究者・学生が「Langsmith Editor」を活用する際に得られた操作データをLangsmithにフィードバックし、「Langsmith Editor」による英語論文執筆支援サービスの精度向上を支援します。

■詳細な説明

東北大学は、2030年を見据えた本学の挑戦的な展望として「東北大学ビジョン2030」を掲げ、ビジョンの重点戦略である「卓越した学術研究を追求するための環境基盤の整備・充実」を実行するための主要施策として「多様な研究力を引き出す研究支援機能の充実・強化」を強力に推進しています。
本学研究者や学生が英語論文作成において「Langsmith Editor」を活用することにより、英文論文の質の向上と執筆作業の効率化を図り、更なる研究力強化と実践的な英語トレーニングにつながることが期待されます。

一方で、東北大学の研究者や学生が「Langsmith Editor」を活用する際に得られる文案候補の選択結果や修正などの操作データは、「Langsmith Editor」のAIによる執筆支援機能の精度向上に役立てられ、サービス品質の向上が期待されます。

また、東北大学は、令和2年10月29日に、東北大学「スタートアップ・ユニバーシティ宣言」を行い、スタートアップの創出と起業家人材の育成を加速しています。

Langsmithは、東北大学大学院情報科学研究科の学生による学生ベンチャーであり、東北大学としても積極的に支援するとともに、東北大学の学生ベンチャーの技術が東北大学の研究力強化に繋がるという「知の好循環」の事例として、この度のLangsmithとの相互協力は、東北大学として非常に有意義な取り組みと言えます。

■用語説明

*1 Langsmith株式会社(https://corp.langsmith.co.jp/

Langsmith株式会社は、世界レベルでの硏究成果を数多く輩出し、日本においても自然言語処理分野の発展を牽引している国立大学法人東北大学大学院情報科学研究科 乾・鈴木研究室に在籍する伊藤拓海と栗林樹生が、マシンラーニング・ソリューションズ株式会社の100%子会社として、2018年5月に設立しました。
「もっと上手い文章を書きたい!」を支援するため、自然言語処理、ディープラーニングを使った文章推敲支援人工知能システムの開発、サービスの提供を展開しています。

*2 Langsmith Editor

Langsmith株式会社が開発し、世界向けにリリースしている自然言語処理技術を活用した英語学術論文執筆支援システムです。
Langsmith Editorでは、分野によって好まれる文体や専門用語などが異なることを踏まえ、技術やアイデア、発見をわかりやすく、正確に英語で伝えるために、特定分野へ特化したエンジンを提供しており、医学・化学・生物学・心理学・計算機科学の分野で、論文に適した言い回しの提案などを受けることができます。

東北大学在籍中の学生、職員を対象にした東北大学プランを2022年1月25日より追加いたします。東北大学プランは、東北大学在籍中で東北大学のメールアカウントをお持ちの方が無料で有料プランの機能(一部を除く)をご利用いただけるプランです。(https://ja.langsmith.co.jp/tohoku-univ/)

 

■Langsmith概要

社名: Langsmith株式会社

本社: 東京都渋谷区渋谷3-25-18

役員:

代表取締役     後藤 高志 (MLS取締役 弁護士)
共同創業者     伊藤 拓海 (東北大学 博士後期課程)
共同創業者     栗林 樹生 (東北大学 博士後期課程)
取締役       森山 雅勝 (MLS代表取締役社長)

設立: 2018年5月

事業: 自然言語処理、ディープラーニングを使った文章推敲支援人工知能システムの開発

URL:

Langsmith Editor https://langsmith.co.jp/
サービス紹介 https://ja.langsmith.co.jp/
コーポレート https://corp.langsmith.co.jp/

Langsmith株式会社はマシンラーニング・ソリューションズ株式会社(MLS)の子会社になります。MLSは、トランスコスモス株式会社、株式会社フジ・メディア・ホールディングス傘下の株式会社フジ・スタートアップ・ベンチャーズ、チームラボ株式会社を株主に、2017年9月より事業を開始しました。機械学習関連の技術支援・コンサルティング事業と機械学習関連ビジネスを行うベンチャー企業に資金支援と技術支援を行うインキュベーション事業を展開しています。

MLSは今後とも、機械学習サービス・ソリューションの開発をより一層推進していきます。

 

■MLS概要(https://machine-learning.co.jp/

社名: マシンラーニング・ソリューションズ株式会社

本社: 東京都千代田区大手町1-6-1

役員: 代表取締役社長 森山 雅勝

設立: 2017年5月

事業:

機械学習関連の技術支援・コンサルティング事業
機械学習関連ビジネスを行うベンチャー企業に資金支援と技術支援を行うインキュベーション事業

※ マシンラーニング・ソリューションズは、マシンラーニング・ソリューションズ株式会社の日本における登録商標または商標です
※ その他、記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です

報道関係者お問い合わせ先

Langsmith株式会社 管理部 米村
Email:pr@langsmith.co.jp